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ごはん作りで大切なのは作り置きよりも下準備
女性がフルタイムで仕事をするということは毎日の時間のやりくりがとても大変になってきます。おべんとう作りに限らずごはんを作る時間の確保さえも難しい状態ではないでしょうか。私もフルタイムでずっと仕事をしてきましたので毎日大変でした。
作り置きの作業で発生した大量の洗い物、食材のゴミ、何よりも多大な時間の消費から解放される作り置きに頼らずごはん作りをするコツ。
蒸し野菜を活用する
なんとか仕事から帰ってきて30分くらいで夕飯の支度を済ませます。休みの日は日常のご飯作りが少しでも楽になるようにと何時間もかけて作り置きをしていた時期もありました。作り置きすると気分的には安心しますが私自身の感想としては労力のわりに作りおきに頼って作るお弁当はなんだかパッとしないですし、夕飯作りにしても満足度の低いメニューになりました。時間をあまりかけずに普段のご飯作りを楽にする方法は蒸し野菜を活用するのが良いです。
野菜を蒸して冷蔵庫で保存しておくことで調理時間も短くできます。また、いろいろな料理に短時間でアレンジできるので蒸し野菜を冷蔵庫にストックしておきましょう。
冷蔵庫で2、3日は保存可能です。
蒸し器で2、3種類の野菜を蒸してもよいですが蒸し器がない方や蒸し器を出すのが面倒だという方は鍋で蒸し煮にする方法もあります。
野菜の蒸し煮の作り方
大根、人参、カブ、ブロッコリー、カリフラワー、ごぼう、里芋、かぼちゃ、絹さや、ほうれん草、小松菜などなど。
まず野菜の準備の仕方ですが大根や、人参、カブなどは皮つきのまま半月切りやくし切りや輪切りにする。
里芋やごぼうは皮をたわしでこすって洗い泥を落とす。
ほうれん草や小松菜などの葉物は根っこの部分の泥を洗って落とす。
① 蓋つきの鍋に大さじ2のお水と野菜を入れて塩をひとつまみ入れ蓋をし弱火で蒸し煮にする。
※蓋は中身が見えるガラス製がオススメです。
カブなどは葉っぱも1㎝くらいにカットして一緒に蒸し煮にしておくと良いです。
② 食材に火が通ったらザルに入れ粗熱をとってから保存容器に入れる。
野菜を蒸すことで栄養分も損なわず野菜の本来の味が引き出されるのでとっても美味しくなります。
野菜の味が濃いと使う調味料も少なく済みます。
メインになるものは発酵調味料に漬け込む
塩麹などにに含まれる麴菌の中にはいくつかの酵素が含まれておりその中の酵素にプロテアーゼというタンパク質を分解してくれる酵素が含まれています。
その酵素の力が食材を柔らかくします。
またタンパク質を分解される過程でアミノ酸が発生するので旨味がアップします。また保存性も高まるため食材を冷凍しなくて済むのですぐに使える状態にしておけます。
お豆腐もそのままだと日持ちがしないですがしっかり水切りをしてから塩麹につけておくとチーズのようになりパン粉をつけて揚げ物にしたりすることもできます。すぐに使える状態です。
塩麹豆腐を使ってそぼろを作ってもおいしいです。
魚はお味噌と本みりんを混ぜて味噌漬けにするのも美味しいですよ。
さらにひと手間
もう少し頑張れるようなら野菜を買ってきたら洗って野菜室に保存しておくと便利です。
洗ってから保存袋に入れる手間はありますが野菜室の中で野菜を見失うこともなくなりますし何よりもすぐに使えるということはとっても楽です。
まとめ
おかずを作り置きするよりも食材をすぐに使える状態にしておくことでいろいろな料理にアレンジできます。
夕飯の支度をしながら、片付けをしながらと隙間時間にちょっとづづ野菜を蒸したり、食材を漬け込んだりしてみてください。
ポイントは少しづづです。
一気にすると洗い物がたくさんになるので少しづづ楽しくやってみて下さい。