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ぶりの照り煮
今年も残すところあとわずかになりました。
みなさんはお正月の準備はいかがでしょうか。
わたしの毎年のおせち作りはあまり手の込んだことはしないで、作るのにあまり時間がかからないものをできる範囲で少しだけします。
ちょっとだけお正月らしいものが食卓にあると嬉しいですね。
今年のおせちのメニューがしっかり決まっていませんが野菜はたくさん準備しました。
今年は無農薬在来種野菜セットというものを購入してます。
力強い野菜がたくさん届いたので気分が上がっております。
色もきれいで見るだけで美味しそうです。
この力強い野菜からパワーをたくさんもらい年末年始を元気に過ごしたいと思っています。
きょうご紹介するのは普段の料理にもおせち料理にも活用できるぶりの照り煮のレシピです。
普段の食卓にも、おせち料理にも活用できるぶりの照り煮ですが、おせちにぶりを入れる意味あいとしては、
成長とともに呼び名を変えるぶりは縁起の良い出世魚。
お正月には欠かせない食材で焼き物や雑煮の具にする地域もあり、立身出世を願って食べられます。
冷蔵庫で3日ほど日持ちしますのでぜひ年末に作ってみましょう。
材料
ぶり 4切れ (300gくらい)
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1と1/2
本みりん 大さじ1
ゆず果汁 10g
ゆずの皮 適量
作り方
① ぶりをバットに並べて塩を振っておく。
② ぶりの余分な水分をキッチンペーパーで拭き取る。
切り身を半分に切る。
(お重に入れるのを想定して半分にします)
すぐ使わない場合はここまでを下準備とし、保存容器またはジップロックなどに入れてから塩麹も入れ冷蔵庫で保存しておくのも良いです)
③ 蓋付きのフライパンに②のぶりと酒大さじ1を入れて弱火で蒸し煮にする。
途中、菜箸で切り身を裏返す。
④ ぶりに火が通ったらしょうゆ大さじ1と1/2、本みりん大さじ1を入れて煮詰める。火加減は弱火です。
⑤ 完全に汁気がなくなる前に火を止める。
⑥ ゆずの果汁を入れて余熱で味をなじませる。
完全に汁気がなくなるまで煮詰めると盛り付けするときに表面が乾いた状態、見るからにパサパサした感じになるのでそれを避けるために少し残しておきます。
魚に艶があるとおいしそうに見えますね。
お皿に盛り付けする場合はゆずの皮を削って散らすとさらに見た目を美しくすることができます。
ゆずの香りと爽やかな風味も楽しめます。
ゆずも冬が旬ですので冷蔵庫に常備しておき色々な料理に使いたいですね。
ゆずの果汁を入れることでさっぱりとした味わいになります。
作ってからすぐに食べない場合はゆずの果汁は入れずに保存しておきましょう。
食べるとき、またはお重に詰めるときにフライパンで再度温め直したときにゆずの果汁を入れてください。
ホーロー容器に保存しておくと直火で温め直すことができるので便利です。
電子レンジを使っての温め直しは魚が硬くなるのでそこは少し手間をかけて直火で温め直しをしましょう。火加減は弱火です。
おいしいものを食べるには少し手をかけることも大切です。
お重に詰める場合は小さい切り身になっていますのできれいに詰めることができますよ。
簡単に作れるものを少しだけ丁寧にすると料理はぐっとおいしくなります。
今回使った器は岐阜で作陶されている作家さんです。
伊藤 豊さんの器は花紋やブロック紋、ななめしのぎなどの土の温もりを感じさせてくれる素敵な器たちです。
作家さんの器は味わい深く何気ない料理を特別なものに見せてくれる魅力があります。
料理を美しく見せるためにもすてきな器に盛り付けてみることも大切にしたいですね。
見た目に美しく少しだけ丁寧に作る料理は食べる人にも作る人の気持ちも幸せにします。
食べものはわたしたちを心豊かに幸せにしてくれます。