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手早く作るお弁当のコツ
新生活がスタートする春。新年度、新学期からお弁当作りがはじまるという方もみえるのではないでしょうか。おかずのマンネリ、見栄え、すべて手作りできない、栄養バランスのことなど悩みや不安が多いかもしれません。今日はお弁当作りを毎日楽しく手早く作るコツを紹介したいと思います。
目次
わたしのお弁当生活はそんなに長くはなく2人の子どもが高校生の時の5年間だけです。お弁当生活が始まった時は3日で嫌になりました。嫌になった理由は、レパートリーがなかったこと、短時間で作って詰めることができなかったこと、朝が早くて辛いという理由です。まだ始まったばかりなのにこれがあと数年続くのかと思うと辛くなりました。それでも作らないといけなかったので毎日試練ではありましたが続けていきました。最初は本当にレパートリーがなかったので卵焼き、ブロッコリー、プチトマト、メインに肉か魚という感じのザ・お弁当というものです。あとは、焼きそばだけ、チャーハンだけ、オムライスだけといった具合でした。
娘は自宅から学校まで片道9キロを自転車で通学していました。部活動も盛んな学校だったため体力をたくさん使う娘にこんなお弁当しか作ってあげられないのかという罪悪感がありました。これではいけないと思いお弁当の本を買ったりインスタグラムのお弁当が上手な方のを真似をして研究しました。そんなことを繰り返していくうちに少しづづですがレパートリーも増え綺麗に詰めることができるようになりました。小さなお弁当箱に詰める作業がだんだん楽しくなっていきました。
毎日お弁当を楽しく続ける3つのコツ
①身近な材料で味付けはシンプルに作る。
副菜は旬の野菜や乾物を使うのが良いです。素材は一つでも味付けを変えれば同じメニューが続くことにはならないので丸ごと野菜を買いましょう。できればきちんと育てられた野菜を選ぶと良いです。きちんと育てられた野菜は味が濃いのでシンプルに料理しただけでも美味しくなります。ひじきや切り干し大根、豆などをうまく利用するのもよいです。ひじきや切り干し大根だけだと若い方だと物足りないのでタンパク質とうまく組み合わせて使うのもいいでしょう。お弁当作りは意外とお金もかかるので乾物は助かります。
②メニューは前日に決めておく。
メインになるおかずは決めておいたほうが良いです。ここで、メインにするものの選び方としては形があるものにしておくと詰める作業が楽になります。ご飯を詰めて形のあるメインを詰めればあとは隙間に副菜を詰めるだけで出来上がります。形があるものは詰めやすく見た目も美しく仕上げることができるのでお弁当作りが慣れてない方はメインを大きくとると簡単に時短でお弁当が出来上がります。
③下準備は済ませておく
メインの魚や肉などは下味をつけておき朝は仕上げるだけの状態にしておくとスムーズです。魚や肉を塩麹につけておくだけでもよいです。副菜は夕飯の片付けをしながらできる程度のものを用意しておきましょう。さつまいもを大さじ2の水と塩だけで煮るだけでも美味しいです。小松菜も同様に蒸し煮にしてアーモンド和えにしておくなどそういった簡単にできるものを用意しておきましょう。
彩りと詰め方
彩りには好みもありますが赤、緑、黄色、白、黒などいろいろな色を彩りよく入れないと綺麗に見えないと思いがちですが統一感を持たせてあえてワントーンで仕上げても美味しそうに見せることができます。一番大切なのは色の対比が強くならないようにすることです。お弁当箱とお弁当の中身の色を合わせることも美味しそうに見えるお弁当を作るポイントですが、はじめはそこまで考えられないこともあるので色の対比が強くならないようにだけ気を配ってください。食べる相手によって作るものが変わってくるのがお弁当です。女の人はキラキラした色彩のお弁当が好きですが男性の方は外で美味しいものを食べる機会も多いので普段は凝ったものよりもシンプルなワントーンな色合いの何の材料で作られたおかずかがわかりやすいものを好まれると思います。前の日にメインとお弁当箱を決めればだいたい隙間がどれくらいできるかわかるのでそれに合わせて副菜を準備をしましょう。万一混ざってしまっても良いものを1個のお弁当箱に入れるイメージを持つと統一感のあるお弁当に仕上がります。
まとめ
副菜はおいしい野菜を使うとシンプルな味付けで済むのできちんと育てられた野菜を丸ごと買って準備をしましょう。塩だけ、醤油だけでも十分美味しくなります。メインになるおかずはある程度の大きさのものにすることで詰めやすく見栄えも良くなります。前日にメインのおかずとお弁当箱を選んでおきどれくらいの隙間ができるか把握しておきましょう。いろいろな色を入れることよりも色の対比が強くならないようにすることが美味しそうに見せることができるポイントです。料理の艶も彩りの一つなので意識するといいです。高さを出すことも大切なので食材の切り方にも気を配りましょう。詰めるときは菜箸を使って詰めます。違うおかずを詰めるときは一度キッチンペーパーで菜箸の先を拭いてから次のおかずを詰めましょう。子供のために作るお弁当、旦那さんに作るお弁当、自分のために作るお弁当。みんながそれぞれ思いを込めて作るお弁当作りが楽しくなれば嬉しいです。