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土鍋ごはん
土鍋ごはんと聞くとなんだか難しくハードルが高そうなイメージですが炊き方さえ覚えてしまえば炊飯器よりも早い時間で簡単においしいごはんが炊けます。ひとつあるととても便利な土鍋、初心者さんにオススメの土鍋も紹介したいと思います。
目次
土鍋の特徴
土鍋は土から作られている陶器製の道具です。耐火性のある土で作られているので直火にかけることができます。ご飯を炊く以外にも蒸し物や煮物鍋ものなどを作ったりすることもできる便利な調理道具です。煮物を作るとわかりますがゆっくりと熱が入るので素材の甘みを引き出してくれます。じっくり火を入れるので砂糖や他の調味料も少なく素材の美味しさを生かした料理ができます。ご飯を炊くとお米がふっくらツヤツヤにお米の風味がしっかり味わえます。炊飯器でご飯を炊くとスイッチ1つで炊けるので便利ですが近頃の炊飯器は優秀で美味しくご飯を炊くのにいろいろなモードがありご飯が炊き上がるまでに1時間くらいかかってしまうこともあるのではないでしょうか。その点土鍋ご飯は火にかけてから早いと15分くらいで炊き上がります。美味しい炊きたてのご飯がすぐに食べられるという点はとても魅力です。
土鍋を使う前に
まず、土鍋を購入したら「目止め」という作業をします。吸収性がある陶器なので汚れがついてしまったり、水が染み出てくるのを防ぐためにします。(陶器の種類によっては目止めが必要がない場合があるので土鍋の取り扱い説明書を参考にして下さい。)「目止め」の方法として土鍋の場合はまずはおかゆを作ります。蓋をしないでゆっくり弱火で炊き上げます。出来上がったらおかゆをそのままにして1時間以上冷まします。お米のでんぷん質が土鍋の小さな穴を防いでくれる役目をします。土鍋を長持ちさせるためにも目止めをしましょう。
美味しい土鍋ご飯の炊き方
①お米はきちんと計量して丁寧に素早く洗う。お米がかぶるくらいの水を入れてさっとかき混ぜて素早く水を捨てる。一番はじめの水はぬかが出るので手早くすぐに捨てるのが大切です。2、3回繰り返し水が濁らなくなるまで作業をします。
②洗ったお米はボウルの中で30分から1時間ほど浸水する。
③浸水が終わったらしっかり水切りをして土鍋の中に入れる。
④1合に対して180CC(白米の場合)の水を入れて蓋をして火にかける。
⑤中火で火にかけ蒸気が出てきたら弱火にして15分くらい火にかける。
⑥火を止めて10分から20分蒸らす。
土鍋によって炊き方が変わってきます。何回か繰り返すうちにコツが掴めてくると思いますが一番はじめの土鍋入門編として長谷園のかまどさんはおすすめです。私もいちばん最初はかまどさんからスタートしました。かまどさんは火にかけて蒸気が出てきたら1分そのままにして炊くので火加減いらずです。失敗の心配もなく炊き上がりも早く便利です。あとは、パーツごとに買えるので万一割れてしまった場合でも土鍋ごと買い換える必要がないので良いです。私も一度蓋を落として割ってしまいパーツで購入しました。まずは気楽に簡単に土鍋生活を始めたい方にはおすすめです。
まとめ
土鍋は煮物、蒸し物、ごはん炊きなど用途もたくさんありじっくりと火が入るので美味しくできます。土鍋ごはんも炊きたてはふっくらツヤツヤでお米の甘みがしっかりと味わえます。からだもじんわり温めてくれるので冷え症の方は土鍋を使って料理をすると良いです。
使い始めは「目止め」という作業が入りますがそのあとは使い終わったら水分が残っているとカビの原因にもなるのでしっかり乾かしましょう。土鍋は陶器なので洗うときは洗剤は使わないで洗うこともポイントです。一つのものでいろいろな用途ができる調理道具を選ぶことは家の中をスッキリとさせ余計なもので家の中が溢れることはありません。シンプルに心地よく暮らすにも道具選びは大切ですね。